2枚の写真は20代の女性とその祖母が撮影されているように見えます。
しかし2人は同一人物であり、撮影された時期も遠い過去と現在のものではなく、わずか数日の違いしかないのだそうです。この一見ありえそうもない現象が現れたのは、ベトナム人女性のグエン・フォンさん(26歳)。
わずか数日で老女のような外見へと変貌してしまった彼女の身には、いったい何が起こったというのでしょうか。
(イメージ)
生来、魚介類に対して極度のアレルギーを持っていたというグエンさんは、2008年のある時、全身の肌に激しい痒みを覚えたのだそうです。
それは「寝ている間に肌を傷つけないように苦心する」ほどだったのだそうですが、貧しい暮しであったグエンさんは夫に相談しつつも、正規の病院には行かずに地元の薬局で買った薬を服用していたらしい。
「それでも痒みは治まらず、それから私は伝統的な薬(民間療法薬)に切り替えました。すべての痒みは治まったのですが、それとともに私の肌はどんどんたるみ始めたのです」
グエンさんはその次に、肌の老化を治療するために別の民間薬に頼ったそうですが、無駄に終わりました。ある医師は、民間処方の薬が潜在的な皮膚病を進行させる引き金になったかもしれないと語っているようです。
可能性として考えられるのは、リポジストロフィーやクッシング症候群などが民間療法薬によって引き出されたのではないかとしています。
(※参考:リポジストロフィーの少女ザラ・ハートショーン、当時13歳)
グエンさんは「急速な老化症候群は、月経周期、髪や歯、目や心には影響を及ぼしていないのです」と語っており、夫のチューエンさんも「妻の病気は、彼女にむける私の愛には何の影響も与えてはいません」と述べています。
(夫とグエンさん)
ホーチミン市皮膚科病院のフィン医師は、彼女の症状を改善するためには、まずアレルギーの治療が優先されると述べており、症状を改善するための方法はあるはずだと主張しています。
(source.The woman who aged from 23 to 73 in 'a few days' )
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