Deepak Paswaan

 インド・ビハール州に生まれた少年ディーパク・パスワンくんの腹部には寄生性双生児が結合しており、4本の腕と4本の脚がありました。
 信心深い人々が暮らす村では、彼のことを4本の腕を持つとされるヴィシュヌ神の生まれ変わりとして崇める人々がいる一方で、悪魔としても恐れられ、いじめにあうこともあったといいます。

 しかしディーパクくんの家族はこれらの扱いを良しとはせず、分離手術を求める公的な活動を3月に開始。その甲斐もあって5月30日にバンガロールのフォーティス病院で手術が実現されました。

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 下層カーストに属する父親は、この手術を『奇跡』だと称賛。息子が他の男の子と同じように学校に通えることを喜んでいます。
 病院によると、この手術の執刀医は15人、手術前には入念な協議が行われたそうです。高額な手術代は病院が負担、手術は無事に成功しました。

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(手術前は大好きなスポーツをするのも一苦労)

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(今では普通の子と同じようにクリケットを楽しむこともできます)

 執刀医の一人は、将来的に腸が正常に機能するかについては努力が必要としつつも、ディーパクくんの健康状態については太鼓判を押しています。
 なお、インドでは2007年にも生まれつき8本の手足を持つ少女の分離施術に成功しているそうです。

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(Via.Mail Online / AFPBB News)

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