宇宙キターーッ!!

 酸素なしで生きる細菌「Anammox細菌」が、尿に含まれるアンモニアをロケット燃料のヒドラジンに変換するメカニズムが解明されたそうです。
 研究を行ったのは微生物学専門家、マイク・ジェッテン氏率いるオランダのラドバウド・ナイメーヘン大学のチーム。ヒドラジンを生成する複合タンパク質を突き止めることに成功したとする研究成果を、このほど英科学誌「ネイチャー」に発表しました。

 研究の対象となった「嫌気性アンモニウム酸化(Anammox)細菌」は1990年代に発見され大きな話題を呼びましたが、その細菌がアンモニアをヒドラジンに変換するメカニズムはこれまで解明されてはいませんでした。
 また、ジェッテン氏の研究にはNASAが関心を示したこともありましたが、製造されるヒドラジンの量が少なく「とても火星まで到達できない」として手を引いてしまったのだそうです。

 しかしその生成メカニズムが解明されたことで、複合タンパク質の結晶構造を正確に解明することができれば「生成過程を改善することができるかもしれない」とジェッテン氏は語っています。

anammox
(※Anammox法による水質浄化イメージ)

 Anammoxはアンモニア分解のエネルギー効率がとてもよいため、現在は浄水技術として商業利用されている細菌。下水の汚泥処理に活用すれば副産物としてメタンを得ることもできることから、バイオ燃料への適用の可能性も秘めているのだそうです。

(source.AFPBB News)

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的川泰宣

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