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(画像はイメージ)

 トルコ南部アンタリヤ県にあるアクデニズ大学病院の医師団は、生まれつき子宮のなかった女性への、死体からの子宮移植手術に世界で初めて成功したと発表しました。
 記事によると、子宮欠損症の女性は世界で5000人の1人の割合で存在するのだそうです。もちろんその他の理由で子宮を切除するにいたった女性も多く存在しますが、子供を授かりたい女性たちにとって今回の報道は希望の光となるかもしれません。

Derya Sert 手術は8月9日に行われました。
 移植を受けた主婦のデルヤ・セルトさんは「喜びや興奮など、あらゆる感情が入り交じっています」と語りました。
 軽い痛みはあるものの、「神様がお赦しになれば、私たちの子供を胸に抱くことができます」と希望に胸を躍らせているのだそうです。

 セルトさんの生理はすでに始まっており、医師団によると、子宮が正常に機能していることを示す重要な兆候だとのこと。

 子宮移植そのものは世界で2例目の出来事。世界初の子宮移植はサウジアラビアで2000年に行われた生体移植でしたが、深刻な凝固により移植した子宮を取り除かざるを得なかったのだそうです。

 同医師団はサウジアラビアでの失敗について、生体移植だったために吻合すべき血管が短すぎ、子宮をうまく支えることができなかったことが原因だと分析。
 セルトさんの手術ではドナーから取り出した子宮周辺の組織をより多く取り除くことが出来たため、体内深くに長い血管でしっかり支えることが出来たと説明しています。また、免疫抑制薬も改善しているそうです。

 しかし、手術の完全な成功を宣言するのはセルトさんが無事に子供を出産した時だとの慎重な姿勢を示しており、受精卵を体内に戻すまでには少なくとも6か月が必要とされます。
 また、妊娠中は免疫抑制薬による先天異常や子宮内発育遅延、早期陣痛などの多くのリスクを伴うそうです。セルトさんが健康な子供を産むためには、免疫抑制薬の投与量の抑制が非常に重要だとしています。

(source.AFPBB News / 関連リンク:世界初、母から娘への子宮移植手術 来年実施へ スウェーデン)

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