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 芸術活動の一環としてマリオン・ラヴァル-ジャンテが行ったのは、馬の血液を注入し、トランス種の関係を探究するというプロジェクト。
 ジャンテさんと彼女の創造的なパートナーであるブノワ・マンジャンは、創造的な活動を“アート・オリエンテ・オブジェ(Art Oriente Objet)”と表して、異種間における境界を曖昧とすることを探究しています。

 ラヴァル-ジャンテはさまざまな馬の血液グロブリンを数カ月にわたって投与することで、徐々に馬の血漿を体内に受け入れ、身も心も馬に近付くための準備を整えました。
 入念な準備により抗体を体の中に作り上げ、馬の免疫グロブリンのスペクトルを血液中に作り出すことに成功したラヴァル-ジャンテは、その芸術活動の中でようやく“ドナー”である馬の血液を注射することに成功します。

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 ヒヅメのある竹馬を脚にセットし、ステージを歩く。冷凍保存された血液を用意する間、ラヴァル-ジャンテは“コミュニケーションの儀式”を行い、ドナーである馬との一体感をより深めます。

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 センタープレスのインタビューに応じた彼女は、馬の血液を体内に取り入れたことで、「ハイパーパワフルで、ハイパーセンシティブ、そしてハイパーナーバスになった」と答えました。
 また、こうも付け加えています。
「超人的な何かになったような気がしたわ。私の体は普通じゃなかったし、草食動物の感情の全てを持ったの。眠ることができなかったし、本当の馬になったような感じをもったわ」

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(Via.Underwire / May the horse live in me)

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