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 画像の奇妙な生き物は、『ハダカデバネズミ(裸出歯鼠、Heterocephalus glaber)』、動物界脊索動物門哺乳綱ネズミ目(齧歯目)デバネズミ科ハダカデバネズミ属に分類される齧歯類。
 あまりにミもフタもない和名を持つハダカデバネズミですが、完全地中棲で、平均80頭(最大300頭)もの大規模な群れを形成し生活するという、哺乳類では数少ない真社会性の社会構造を持っています。
 なにより特徴的なのは、28〜30年というげっ歯類では極端に長い寿命を持ち、また癌が発生しないという特殊性を持つ生物であるということです。

 この度、リバプール大学の研究者がハダカデバネズミの生態の謎を解明する手掛かりとなる、ゲノム構造のマッピングをはじめて完了したとして話題になっています。
 このハダカデバネズミのもつ癌耐性のメカニズムは、一定のサイズに達した細胞群に新たな細胞を増殖させない、「過密」遺伝子として知られるp16遺伝子が、ガンの発生を防いでいるものとされています。

 研究チームのリーダーである Joao Magalhaes 博士は述べています。
「特定の病気に対する耐性のレベル、老化および慢性疾患、特にがんに対する傾向が他の多くの生き物に顕著である理由をこれらの研究が解明するかもしれない。我々はハダカデバネズミの研究で、慢性疾患に対する抵抗の最初のモデルを確立したいと考えています」

(source.Mail Online / Wikipedia.ハダカデバネズミ)

ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー 生きもの)ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー 生きもの)
吉田 重人 岡ノ谷 一夫

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