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 ロンドンに拠点を置くマルチデザイナーのケビン・グレナンさんが開発したのは、汗腺を持つ「脇の下ロボット(Robot Armpit)」。
 ケビンさんは人の汗腺がその時々により、恐怖の匂いや緊張の匂いなど特定の匂い成分を発することに着目して、ロボットにも同様の匂いを発生させる機能を持たせようとしたのだとか。

 この『汗腺を持つロボット』は、人間に特定の影響を及ぼす化学成分の“匂い”を発することができます。そしてその化学成分は、ロボットの役割における機能を浮揚させるためにチョイスされます。

・汗腺を持つ爆弾処理ロボットのイメージ
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 爆弾処理ロボットの場合、「汗腺」は恐怖の匂いをリリースします。人間がこの特定の匂いを確認することで、作業における認識パフォーマンスを強化する傾向があるそうです。
 遠隔操作でおkとか、ツッコミ禁止。

・汗腺を持つピッカーロボットのイメージ
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 ピッカーロボットの場合、汗腺は Androstadienone(wiki/英文)という化学成分を発します。これは性ホルモンのテストステロンの一種で、特定の状況下で女性の気分を色んな意味で高揚させます。
 生産ラインに配された性ホルモンを発するピッカーロボットが、女性従業員のパフォーマンスを向上させるとケビンさんは推測しています。

 ピッカーロボットの参考動画


・汗腺を持つ手術ロボットのイメージ
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 手術ロボットの場合、オキシトシン(Wiki/日本語)などの神経伝達作用を持つホルモンをミストすることで、患者がより深く手術に対する信頼を置く作用があるとケビンさんは考えています。

 Wikiによると、「末梢組織では主に平滑筋の収縮に関与し、分娩時の子宮収縮や乳腺の筋線維を収縮させて乳汁分泌を促すなどの働きを持つ」そうで、「このため臨床では子宮収縮薬や陣痛促進剤をはじめとして、さまざまな医学的場面で使用されている」とのことですが....。

(source.Robot armpit / The Smell of Control: Fear, Focus, Trust)

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