三菱ケミカルが主催し、次世代のデザイナーを目指す若者の卒業制作を対象とする、『MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD』。
その2010年の大賞に選ばれたのが、金沢美術工芸大学大学院の美術工芸研究科を専攻する、堀崇将さんの製作した「オリツナグモノ」という作品。
多様な生態系が共存している海の生き物たちが、人の出すゴミや海洋汚染などによって生存を脅かされている現状をテーマに、それに対する問題意識を喚起させることをテーマに制作されています。
環境省のレッドリストに掲げられている水鳥やウミガメをモチーフに、透明なシートに動物の骨格をプリントし、それを折り組み立てることで完成する骨格標本の折り紙は緻密な計算のうえに構築されており、非常に完成度が高く、そして何よりも、とても美しい作品となっています。
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08.(展開図)
(Via.Oritsunagumono, Beautiful Origami of Animal Skeletons / MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD)
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(Via.Oritsunagumono, Beautiful Origami of Animal Skeletons / MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD)
[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~ 冨田 伊織 by G-Tools |