標高約1000m、かつて世界遺産の候補にもなったカンボジアのボーコー国立公園にほど近い場所にあるという、『ボコールヒル・ステーション』は、フランス統治時代の避暑地として建造された町で、最盛期の1950年から60年代にかけてはホテルや教会、カジノなどが矢継ぎ早に建設され、入植したフランス人や王族たちが賑わいを見せていたといいます。
植民のための手段の一つとして設計されたこの避暑地の建設には、カンボジア人労働者が主に雇われ、ほぼ1000人の労働者が命を落としたとされています。その後のカンボジア内戦でクメール・ルージュ(カンボジア共産党)とベトナム軍との戦闘の舞台にもなったボコールヒル・ステーションは、避暑地としての機能を放棄され、現在ではご覧のような廃墟と化しています。
今や著名な観光地となっているボコールヒル・ステーションの姿はどこか神秘的で、廃墟であると同時に遺跡のような趣に満ちています。
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(Via.Bokor Hill Station – Cambodia’s Abandoned Town / Wikipedia:Bokor Hill Station)
廃墟本4(※2011/6/30発売)
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(Via.Bokor Hill Station – Cambodia’s Abandoned Town / Wikipedia:Bokor Hill Station)
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