纏足(てんそく)は唐の時代の末期にはじまったといわれていますが、幼児期から足に布を巻き、小さい足を作り出す風習のこと。
当時の中国ではごく一般的に行われており、纏足をおこなっていない女性は嫁の貰い手がないとされるほどに当然の習慣とされていました。
具体的には親指以外の指を裏側へ折り曲げ、きつく縛り上げることで人工的にある種の奇形を作り上げることを指します。
足のより小さい女性が美しいとされた価値観や、歩行に制限をつけられることで女性のか弱さを愛でるといった説がありますが、足に巻かれた布はほとんど取り除かれることがなく、また激しい痛みをともなったといいます。
辛亥革命以降は急速に下火になり、また台湾でも行われていましたが、日本統治時代の初期に辮髪(べんぱつ)、アヘンと並ぶ悪習として台湾総督府が追放運動を行ったために廃れました。
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(Миниатюрные китайские ножки / 纏足 - Wiki)
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