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 ひとまず13話に関して、

 テレ朝wwww

 とだけは言っておきます。ね・ら・い・す・ぎ。

 さて(笑)。

 基本的な部分では、そつなく物語を展開していたとは思います。
 この辺りは難しいところなんですが、11話で文句ばかり言いましたもんでね、「だったら、こういう無難な話だったらいいんだろ?」と言わんばかりの作劇だったんで、今一度だけ整理しておきましょうか。

 俺が 先のエントリー で述べたのは、さっくり纏めると、

 「時代劇のセオリーに則った作品にしてくれ」ということと、「視聴者の期待を煽るだけ煽いで、そこを裏切るな」ということなわけです。

 ここのところは、俺の個人的な中では余程のことがなければ揺らぎません。
 実際、二年前のエントリー でも、「制作サイドは、もはや必殺が王道時代劇の仲間入りをしてしまったことを直視して、時代のニーズに迎合した手堅い作品を、ただ淡々と生み出せばいいんです」と書いているくらいですから、そもそも必殺に「新しさ」というか、新しさの名を借りた珍奇さを求めようという気がしないんです。
 もう、そういうの、やり尽くしてますからね。

 だいたい、「新しさ」なんて、旧来のファンが決めるもんじゃなくて、新しい視聴者が決めるものでしょう? 彼らにとって古いものの方が新しく映ったんだとしたら、それが「新しいもの」なんだから、スタンダードというものなくして新しいものなんて生み出せるわけないんですよ。

 今回、新規加入した仕立て屋の匳にしても、制作側は原宿とかのファッションリーダー的存在と位置づけているみたいですが、外見的には新・仕置人の鉄と、仕掛人の緒形梅安の焼き直しにしか見えないし、俺ごときの目から見ても「結構スタンダードな殺し屋だよな」、という風に見えた。これは視聴経験の少ない若い人にとっては尚更だったろうと思う。

 要するに、折衷案であって新機軸ではないのね(←これ、何気にキビシイ言葉なんだけど、わかる人にはわかるというところで)。

 もちろん、それはそれでいいのだし、文句を言っているわけじゃないんですよ。だったらお前、新機軸を出してみろと言われると、個人としては「TV映像としては無理」と答えるしかないわけなんですが(笑)、少なくともね。

 前々回ほどのストレスは感じなかったでしょ?

 とは言えるんじゃないかな。

 個人的には、時代劇は伝統芸能、という考えが自分の中にはあります。
 だけど「必殺」は、そこの中で「様式」というものを図らずも作り上げてしまった。今回(13話)などは、その様式の中にすっぽりと収まってしまっています。逆にいえば、だからこそ安定感があるし、11話のようなストレスも溜まらない。
 Yやんがコメントで書いてくれましたけどね、無理は無理。
 必殺属性のない視聴者にまで「ボケ」にしか映らない演出よりは、「様式」のほうがよっぽど上等だし、受け手にも無理なく伝わります。
 伝統って、そういうもんでしょ。

 というところで、今回のお話。

 佳作だったと思います。
 物語にも破綻がなかったし、イライラせずに観れた。要するに様式に則った破綻のないお話だったというところ。
 でも、せめて前回の本田博太郎の殺害と、物語を関係させてほしかったよなぁ……。
 なんで物語をつなげないのかね、このプロデューサーは。

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