hissatu2007

今回の―というよりは、必殺で忘れてはならないのが殺し技の妙技です。

もちろん必殺シリーズの魅力の最たるものだとは思うんですが、今回のSPにおいては、なかなか斬新な――というか珍奇な殺し技が用意されています。

一刀無心流の小五郎が太刀を用いて斬り捨てる、というのはまあ王道なわけですが、松岡演じる涼次の、「絵筆と特殊な液体を用いて悪人を毒殺」するというのが、映像を見るまではどうにも不鮮明。
また、大倉演じる源太は、からくり人形で相手をおびき寄せて、「殺し仕掛けのからくり蛇」に喉笛を食い千切らせると言いますから…よくもまあ作中で初めて仕事に参加する新人殺し屋が、こんなリスクの高い技を実践したもんだと感動すら覚えます。

また、涼次は雑誌の写真では笛らしき道具を持っていることが多く、ちらっと見た番宣映像では、その笛の先端から絵筆がぴょこんと出ていました。関連性において意味不明。
で、その絵筆に含ませた毒を天井から垂らす、または半紙で瞬殺と書いている雑誌もあり、やはり映像を見るまでは判断を下せない。

大雑把に言って必殺の殺し技には、太刀技系、刺し技系、切り裂き系、飛び道具系、力技(骨外し)系、絞殺系があります。
さらに細別すると、臓腑絞り、爆破系、ハイテク系、焼殺、催眠術、撲殺系、頭蓋骨砕き、巨石で圧殺、屋根から突き落とし、鉄球投げ、プロレス技、串刺し、挟み捻り、ロケットパンチetc.…と、羅列するとほとんど笑ってしまうのですが、ありとあらゆる人殺しが見られるのが必殺シリーズの特徴でもあります。

では、今回の殺し技はというと、おそらく既出レギュラーの殺し技とはかぶらないものを――とスタッフが苦心した結果の選択だと思われます。

普通に考えて、絵筆なら仕込みで針でも出させればシンプルで説得力もあるし、からくり師なら、たとえば歯車を手裏拳のように投げるとか、板バネ(鯨の髭)で喉を裂くとか、まあ割合無理のない技は出てきますからね。

だけど、これでは刺し技&飛び道具(裂き技系)になってしまいますから、既存の殺し技のカテゴリに納まってしまう。
だから毒殺&食い千切りという、新規なものを取り入れたのではないか。

そう考えると、好みはともかく、今回の技のスピリットは高い。だだし、それが映像として説得力を持ちえるのか…という点は、別視点になります。

ところで、源太の使うからくり蛇。
あれ、昔は縁日や駄菓子屋などでよく売られていました。俺も子供の頃に遊んだことがあります。
もちろん、喉笛を食い千切る機能はついてませんでしたけど(笑)

ちょっと懐かしいですね。

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