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あなたに日々の付録をお届け。


墓場鬼太郎

「ゲゲゲの鬼太郎」といえばTVアニメの第五シリーズが現在も日曜朝にフジテレビ系列で放送されている、妖怪漫画家・水木しげるの代表作として言うに及ばずの作品ですが、来る2008年1月より、貸本漫画としてスタートした原点『墓場鬼太郎』が深夜アニメとして放送されることが決定しています。

ひとまず「のだめカンタービレ」などの人気作が放送された、ノイタミナ(木曜深夜)枠での放送が決定していますが、この「新・鬼太郎にして元祖・鬼太郎」である、アニメの資料画像を入手したので、ご開陳。

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全体のデフォルメに、当世風の乾いた印象を受けますが、決して悪くはない。
既成のキャラクターとして行き詰まってしまった「鬼太郎」のイメージを、そのルーツに求めることで、かえって新しい印象を付与することに成功しているのではないかと思います。

色づけしたカラー設定資料がこちらです。
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色彩に淡いトーンを用いているように感じますが、印象深いのはチャンチャンコの下の学生服(ですよね?)の上着と、半ズボンの色が塗り分けられている部分。
これは、効果的なのではないか。


最近は実写版鬼太郎をウエンツ英士が演じるなど、想定年齢が上昇しているように感じていたのですが、墓場の場合は原点どおりに少年(というより子供)らしさが強調されてますね。

当初の鬼太郎は現在のように「人間を救うヒーロー」的な少年ではなく、様々な災厄をもたらすダークサイドを強調したキャラクターであったようで、その辺りの描写にも期待が高まります。

しかも来年は、鬼太郎が貸本漫画としてスタートしてから数えて50周年だそうで、実にエポックなアニメとなりそうです。
この時期に、鬼太郎=野沢雅子、目玉おやじ=田の中勇、ねずみ男=大塚周夫、というオリジナルメンバーが結集することには、素直に称賛を捧げたい。特に大塚さんには、涙目になりそうです(笑)


最後に、これは無い物ねだりと承知の上で書くんですが、ぜひ『セルアニメ』で制作してほしい(してほしかった)。
現在では昔ながらのセルアニメ方式を守って制作されているのは、TVアニメでは「サザエさん」のみだそうで、あの微妙なブレ具合が墓場の世界観にはマッチするのではないかと考えています。

続きは、貸本備考。続きを読む

パルナス

パルナス製菓は昭和22年に神戸で創業、京阪神を中心にケーキ店チェーンとして事業を展開していた株式会社だったのですが、現在では事業を廃止してしまったそうです(2000年12月に本社工場を解体、2002年12には会社の解散手続きが終了。※情報元Wikipedia)

いきなり何かといえば、管理者運営の別HPでの、ちょっとしたレスの盛り上がりから調べてみたら、なかなか興味深い情報が手に入ったので記録がてら開陳してみようというしだい。
ローカルな上に話題も限定されますが、まあブログなんて所詮は自己満足ですから、ご容赦を(笑)

さて、パルナスといえば30代以上の関西人には異常な知名度を誇るテレビCMがありまして、遡れば手塚治虫原作のアニメ「リボンの騎士」本放送時のスポンサーをつとめていたらしく、また日曜朝のアニメ――「ムーミン」や「フランダースの犬」といった、いわゆる「世界名作劇場」の再放送枠で流れていたCMには、懐かしさといいますか、ある種の“怖さ”を想起される方も多いと思われます。

暗いブルーの夜空をバックに、幼い赤ちゃんの笑顔がモノクロで映し出され、
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♪ぐっと かみしめてごらん ママのあたたかい心が おくちの中に しみとおるよ パルナス

という中村メイコの歌声が流され、そこからスクロールするケーキの映像にかさなる、ボニー・ジャックスの低音のコーラス、

♪ボンボンボン ボンボン

次に、ケーキに見立てているだろうお城を遠景に、湖畔に佇む女性の影絵アニメへと移行、トナカイが曳くケーキを乗せたソリのアニメへと続きながら、

♪あまいお菓子の お国のたより おとぎの国の ロシアの ゆめのおソリが 運んでくれた パルナス パルナス モスクワのあじ パルナス パルナス パルナス

という、なんとも寓話めいたCMソングが重なるわけです。

このCMが、どうしてこれほどの知名度を持って関西人に受け入れられたのかは謎としか言いようがありませんが、いずれにせよ日曜の朝っぱらから目にするにはあまりに陰気で、しみじみと物寂しいCMであったことは事実です。
実際、筆者も幼い頃、このパルナスのCMをどこか“物寂しく怖い”ものとして見ていた記憶があります。

ところで調べるうち、件の影絵アニメの制作を著名な影絵作家の藤城誠治氏が努めていたという情報を目にし、驚かされました。
藤城氏といえば、NHKの教育番組などでも世代の者にとっては印象深く、個人的にも大好きな画家さんであります。
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また、パルナス製菓のイメージマスコットに『パルちゃん』というのがあるんですが、これはロシアの童話である「ネズナイカ物語」の主人公・ネズナイカそのものという指摘もあります。

この子が“パルちゃん”
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参考画像
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当のパルナス製菓も倒産したわけではなく、事業の縮小はあったものの、黒字の無借金経営のまま事業解散という流れですし、同社清算にともなう残余財産の分配などで一度は創業者が長者番付に顔を出す(2003年、番付33位)などしておきながら、今は阪神尼崎駅の構内で、細々と喫茶店『モンパルナス』として往時のピロシキ(パルピロ)の味を伝えるばかり。
なにやら怪しげな想像が働いてしまうのは、考えすぎでしょうか?(笑)

いずれにしろ、調べれば調べるほど謎の深まる、秘密のロシアン結社・パルナスですが(←こらこら;)、今や映像を目にする機会はないだろうと思っていれば、なんのYouTubeに残されているではないですか。しかも複数のバージョンが。
いやはや、あらためて見てみてもしみじみと怖い(笑)

ついでに『西村のエイセイボーロ』のCMも目にし、あまりの懐かしさにむせび泣いてしまった…というのはもちろん嘘ですが(笑)

ちなみに最近、キングレコードから件の「パルナスの歌」を含むCDが発売されたようです。

これ↓です。

「心と耳にのこるCMのうた」
品番:KICS-3001
レーベル:キングレコード

一部カバー曲を含みますが、
この木なんの木(日立グループ)、いいもんだな故郷は(明治製菓カール)、心のつばさ(日本香堂:毎日香)、青雲のうた(同社:青雲)、など、なんとも懐かしいCM曲が収録されています(取り上げたのはパルナス含め、オリジナル収録曲)。

これは、探してみよう。

宮城野

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 こういう映画を待っていた――!

 久々に、わくわくする邦画の情報が入ってきました。

【宮城野】
■監督/山崎達璽
■音楽/野崎良太(Jazztonic)
■撮影/瀬川龍(J.S.C)
■美術/池谷仙克
■振付・所作指導/藤間貴雅
■女流義太夫/竹本綾之助(四代目)・鶴澤寛也
■三味線指導/松永鉄駒
■浮世絵/歌川国眞・アダチ伝統版画財団
■出演/毬谷友子、片岡愛之助、他

宮城野 - 公式HP

毬谷友子 オフィシャルウェブサイト

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お江戸吉原事件帖

お江戸吉原事件帖
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テレビ東京系 毎週(金)午後8:00〜8:54(※初回午後8:00〜9:48)

以前、『逃亡者(のがれもの)おりん』で、オリジナル時代劇路線を開拓し好評だったテレ東の金曜時代劇が、新たに開始した〈必殺風吉原絵巻〉、それが『お江戸吉原事件帖』です。

さっそく初回の二時間SPを視聴したわけですが、ほとんど事前情報を仕入れずに初見したせいか、徐々に必殺展開に移っていくさまに、これはかつての『付き馬屋おえん事件帳』を彷彿とさせる――というか、さらに必殺的な時代劇なのではないか―という予感に興味津々。

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見世物小屋 (2)

では見世物小屋レビューの続きをば…と言いたいところですが、その前に、先の記事の訂正を二三。

まず興行元は大寅興行社で確定でした。純粋に見世物小屋としての興行を行なっているのは、今や老舗の大寅さんだけなのだそうです。なんと貴重な。
また、お化け屋敷も大寅さんの興行であるみたいで、どうやら興行ワンセットか、一方の見世だけで展開している場合もあるようです。

さて、ここからがレポートとなりますが、なにしろライブなもので写真がブレたものばかりですがご容赦ください。


てなわけで、デビルマンに代わり、奈落から現れた小雪太夫。
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襦袢姿も艶めかしい、結構な美人です。

その小雪太夫、1メートルほどのボールチェーンをとりだすと、おもむろに鼻の穴に入れ始めます。
そのシチュエーションに場内失笑がもれますが、上を向いた太夫の鼻腔に「つつ〜っ」と鎖がなめらかに滑り落ちていく様を見るにつけ、それが感心に変わります。

見にくいですが、ちゃんと鼻腔から口腔へと、チェーンが通ってます。
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で、鼻に通したままのチェーンで、水の入ったバケツを持ち上げてみせるんですな…。

そして始まりました、看板にもある「ヘビ女」の所以たる『悪食の実演』。

要するに生の蛇を食い千切るわけですが、差し出されたシマヘビを本物か確かめてくださいと客に申すのへ、周りはおっかなびっくり、迷わず手を差出し、触って確認する俺(笑)

はい、確かに本物でした。
ただし頭を食い千切られた後の、死んだ蛇でしたが。

う〜ん、残念…。
小雪太夫、生きた蛇を食い千切り生き血を飲んだとのレポートを何人ものブロガーがあげているので、嘘ではないはず。
恐らく、ライブの時間がずれ込んでいたのだ。
もっと早くに来ればよかった…。

で、蛇をガブリとやってる小雪太夫。素敵っ!
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それをモグモグやってゴクリと飲み込んで、はいっ!と蛇を観客に向かって投じるんです、これが。当然、客は悲鳴をあげますが、投げた方はゴム製のオモチャです、という落ち。

客席の反応を見て、めっちゃ楽しそうな小雪太夫。なんと愛らしいこと。
そこで小雪太夫は小休止となります。

デビルマンが次に見せてくれたのが、短冊状に裂いたティッシュをお椀に盛って、お茶をかけて箸でこねれば、あら不思議。
ティッシュがうどんに変わってしまう…というもの。なかなか見事な芸でしたよ、間が悪いんですけどね(苦笑)

さて、これ「紙うどん」といって江戸時代からある手品だとデビルマンは言っていましたが、これは本当です。
俺の知る限りの文献では江戸も後期、細部のディテールも些か違いまして、ぱっと投じた紙を箸で掬うと、それがうどんになっている…というものでした。

参考までに明治初期、手品伝授本の草稿。
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見づらいですが、左下に、うどんを啜る男の絵が書かれてます。

そしてデビルマン、蝋燭の火を口に入れる実演で、茶を濁します。
一本が二本に、二本が三本に…最終的には七本だったかな。口に溜まった蝋をペッペと客席に飛ばすデビルマン(笑)

そして再度、小雪太夫の登場と相成りますが、ここで俺は感動の至芸を目撃することになります。

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見世物小屋

前回に引き続き、川越まつりにて見物した見世物小屋のエントリです。

その後、調べたところによると件の興行を行なっていたのは大寅興行社という一座だと思われ、最盛期には300に及ぶ見世物小屋が隆盛を極めたそうですが、現在では残されるところわずか3社。
これは呼び込みのお姉さんも確か語っていたところだったと思いますが、仕入れた情報によると平成に至り興行を努めていたのは大寅興行社と、あとは団子屋興行社、多田興行社、安田興行社、入方興行社があるそうです。
その内、3社の中に入方興行が入っているのではないかと思われますが、子細は定かではありません。
そもそも、3社が現在も興行を続けているのが事実かどうかさえ確信を持って言えませんから、その辺はご愛敬ということでお願いします。

さてはて、ここからがメインの見世物小屋レビュー。

小屋掛けは、実に質素なものでした。以前は靖国神社でも興行が行なわれていたそうですが、現在は行なわれていないそうです。
当時の小屋掛けと川越まつりでのそれとを比べてみると、明らかに簡略化されていることがわかります。

靖国神社。
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蓮馨寺。
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絵看板一つにしても、こうして比べてみると、やはり簡素。
なによりも、それ自体を半分黒い幌で隠してしまっているため、近づいて仰ぎ見なければ、魅力的な絵看板を鑑賞できないという状態でした。

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川越まつり

埼玉は小江戸、川越祭りに行ってきました。成り行きは省略。

ガイドマップによると祭礼の起源は慶安元年(1648)、江戸との経済交流にあわせて山王祭や神田祭の様式が取り入れられ、華麗な山車(だし)が曳き回されるようになったとか。
山車の形式はいわゆる鉾(ほこ)山車、三ッ車や四ッ車のせいご台の上に二重の鉾を組み、上層の鉾に人形を乗せた形式のもの。
見所は「曳(ひ)っかわせ」といって、通りで面を突き付けた各町の山車が、威勢を競う(※儀礼打ち)というもの。

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見にくいけど、三台の山車が競り合ってます。

ところで浄土宗の名刹・蓮馨寺(れんけいじ)が蔵造りの町の中で、ひときわ怪しげなネオンに照らされているのにフラフラと吸い寄せられると……。

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境内の写真。怪しい。

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おばけ屋敷発見!

辺りには怪しげに客引きをする、オバチャンの…琴弾くような(?)アングラなマイクパフォーマンス。
たまらん。たまらん雰囲気だ!

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その小屋の前にディスプレーされていた棺桶の中に、謎の人形。

うひょー!ますます、たまらん。

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その傍らに、水木メフィストのような人形。
今にも動きだしそう。

こんな人形まで。
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妙に造形が巧みだ。

しかし、迷わず潜入しようとした俺の耳に、別の声が聞こえてきました。

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なんと、見世物小屋発見!

見世物小屋かよ!

料金は後払い、小屋先でオネーサンが小さい蛇を子供たちに触らせて、「さあさあ、ここまではタダだよ、どうぞ見ていって」って…あまりの安っぽさに、思わず、フーテンの寅さん風の木戸番に「金は後でかまわんの?」と確認する俺。

ダメだ、川越まつりは俺にとっては魔の祭。山車はこの際、どうでもいいや。

どうよ。
平成のこの時代に、蓮馨寺境内は昭和アングラのダークサイドを今だに保っている。
ちくしょう、俺は往年の見世物小屋や衛生博覧会にどれだけ憧れたか……。

実に、「おばけ屋敷と見世物小屋」が『曳っかわせ』をしているという、このありえない構図。


これは川越まつりの、『裏曳っかわせ』と名付けるにふさわしい、どこかノスタルジックな一齣ではないですか。

うっひょー!たまらん!続きを読む

青春ラジメニア

ふと思いついて検索してみましたら、まだ放送していましたラジオ番組「青春ラジメニア」。
驚いたなあ…継続中でしたよ、青春の1ページ(照笑)

あ、ご存じない方が大半だと思うので宣伝ついでに書いときますと、AM-KOBEで土曜深夜24:00〜25:00に放送しているラジオのアニメ番組のことなんですが、DJは岩崎“ひねくれ岩ちゃん”和夫さんと、南“かおりん”かおりさんがお勤めになっている、とっても面白懐かしい番組でございます。

いやはや、まだ放送中だったとは夢にも思いませんでした…。
この番組、色々と成れ染めがありましてね、まず最初は「歌謡曲まかせなさい」という、ナイターの帯番組としてスタートしたんですが、当初はあくまでもナイターの穴埋め番組という扱いで、確か金曜日がアニメや特撮の受け持ちで、ナビゲーターはもちろん岩崎和夫アナと、“折り姫よっちゃん”吉田秀子アナが務めていました。
そんな番組ですから、野球が中止なら全放送、延長なら中止、定刻どおりなら25分〜45分枠で放送…と、かなり変則的な放送スタイルをもっていたのですが、俺はこの当時から、放送を楽しみに聴いていました。
いやもう、国広アナの「ロボギンガイザー」や「カロボガラット」、違和感曲・バーブ佐竹の「青いゴム草履」の衝撃(笑)もリアルタイムで知ってるわけですが、この番組の最も有り難かったところは、アニソン原則フルコーラスという部分(フルコーラスは他の曜日でも同じ。俺は洋楽と歌謡曲の曜日も聴いてました)。

ふ〜っふっふっふっ……………バカめっっ!!(←By.ロボギン)

その後、きわめて人気の高かった「歌謡曲まかせなさい」金曜枠は、晴れて「アニメ玉手箱」という番組として独り立ちするわけですが、もちろんカセットテープを用意して、俺は欠かさず聴いていたわけです(笑)

で、その「アニメ玉手箱(略称・アニ玉)」が、時間枠の拡大にあわせてタイトルを変更したのが、今に至る「青春ラジメニア」なわけですが、確かアニ玉の頃に吉田アナから南かおりさんに担当が代わったんだったかな?当時はフレッシュで初々しかったなぁ、なんて思い出すわけです(笑)

ちなみに南さんと俺は誕生日が同じで、あわよくばそれを糸口にお近付きになれないかと妄想してました、青〜い青〜い時代の俺(←恥×10)
しかし変わらないなぁ、かおりん。
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そういえば、ラジオ大阪、浜村淳の「サタデーバチョン」も、アニソン目当てで聴いてたっけ…。
君もあなたもバチョンと行こう!♪ハッ、ハッ、ハッハッハッ、フウー!(←BGMね、これ。“女が町にやってくる”ホルストヤンコフスキー楽団)。
「思い出は映画とともに」のコーナーも懐かしい。BGM“夜明けのトランペット”By.ニニ・ロッソ。あと怪談のコーナーもあったっけなぁ…。
それに「アニメトピア」も聴いてましたよ。島津冴子さん、田中真弓さん、三ツ矢雄二さんがナビゲーターを務めていた頃ですから、二代目ですね。LPまで持ってましたから、目を覆いたくなるような厨房ですな。もうハチャメチャに下品で面白かった。

とと、すっかりノスタルジーに浸ってしまいました。誰もわからないのに(笑)
すんません、読み手が純粋ハバチョで(笑)

遅れ馳せながら、お誕生日おめでとうございます!岩ちゃん!
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ミヨリの森〔レビュー追加〕

フジテレビ系列・土曜プレミアムの夏休み企画として、『ミヨリの森』というアニメーションが、去る8/25に放送されました。

(※このエントリは、8/25にUPしたものに、レビューを追加したものです)

「ミヨリ」とは主人公の少女の名前。両親の不仲から父の実家に預けられたミヨリは、幼少の頃の花見の季節、森の精霊の長(おさ)である一本櫻の精から、「森を守るもの」としての資格を与えられていました。
ミヨリには、森の様々な精霊たちを見、また語り合える能力があったからです。
しかしこの夏、田舎を訪れたミヨリからはその時の記憶は失われ、母親に似た、やさぐれた少女(笑)に変わっています。まあ、赤ん坊のときの記憶ですから。
しかし精霊と交流する能力が失われているわけではなく、徐々に「森を守るもの」としての自覚に目覚めていって……というのが、大雑把な概要。


しかし、合掌造の家々、木造の校舎など、今時そうはお目にかかれない充実した農村の風景に、なぜか屋久島のような熱帯樹林の印象を(部分的に)受ける森の描写など、画面的にはちぐはぐな印象を個人的には受けました。

特に、精霊を呼び出す太鼓など重要な(屋根裏部屋の)小道具や精霊から醸し出されるイメージが、どうも南国風に思えることと、合掌造の家並みが重ならないのが惜しく見える。

原作を読んでいないのでいい加減なことは言えないのですが、ダム湖に沈む計画を取り沙汰されるような村であれば、集落の描写は、もっと寂れた過疎なイメージでよかったのでは?

あくまでもファンタジーだからと言ってしまえばそれまでですが、携帯電話などの小道具を用いている以上、やはり時代設定は現代なのでしょうし、それを踏まえれば、「今時、あれだけ充実した村を沈めてまで推進できるダム計画なんか、あるのかねぇ…」だとか、俺の中のイヤラシ〜イ部分が囁いてきます(笑)

逆に言えば、それだけ村の描写が美しかったわけで、環境破壊や自然との共生といった、現代的なメッセージをわかりやすく伝えるにはよかったのかも知れませんが……。

でも俺、基本的に土着的なファンタジーは大好きですから、ちょっとメッセージ色が露骨すぎた部分を除けば楽しめました。

夏の終わりに、よいものを見させてもらったな〜、という印象。

それにしても、ばあちゃんの家の屋根裏部屋、素敵すぎる。
ああいう部屋で暮らしてみたいもんです。続きを読む

座頭市血煙り街道

座頭市血煙り街道 [DVD]

1967年 大映京都
監督:三隅研次
出演:勝新太郎、高田美和、朝丘雪路、中尾ミエ、近衛十四郎、他


手製のパスタを食べながら、勝新太郎『座頭市血煙り街道』を観賞する。

我ながら、お洒落だ。お洒落すぎる。

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夏がくれば思い出す


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反戦、そして平和。

一年に一度くらいは、戦争について考えてみてもバチはあたらないはずだ……というわけで、家族と共に、高峰秀子主演の『二十四の瞳』を観てみました。

原爆忌が母の入院日、敗戦の日がセカンドオピニオンの時期と重なっていたために記事にする機会を逸していたのですが、少しだけ書いてみようと思います。

平和が戦争の対義語ではないというのは、小林よしのりの言葉です。いや、オリジナルの発言者は別にいるかもしれないんですが、ひとまず現在の波及力という意味において、氏の名前を挙げておきましょう。

平和とは「秩序が維持されている状態」のことであり、戦争(開戦)の対義語は「外交」であります。
外交とは情報戦に勝ち抜く冷徹な知性のことであり、それをフォローする国力のことでもあります。

戦争⇔平和

もし、これが事実であるとしたならば、開戦していない状態は、のべつまくなし「平和」であるはずなのですが、ならば現在の日本が平和であるかと問うたなら、おそらく大抵の人は皮膚感覚として「平和とはいえないなぁ…」と答えるのではないでしょうか?

少なくとも、俺は現在の日本が平和だとは、到底、思えないのですよ。モラルハザードの面を含めて。

ぶっちゃけ、眠たいんで頭の中がまとまりませんが、取り留めなく問い掛けたいと思います(苦笑)

今の日本は平和ですか?

或いは、

国家という概念にこだわりたくない世界平和な人がいるとして、ならば、その世界平和なるものに貢献する道を模索するとして、「その現実に対して、国力なるものは無力なのですか?」と。

否も応もない。
所詮はパワーバランスによって成り立っているリアルな世界において、日本はそれに貢献できるだけの国力を現実的・潜在的な面において備えているはずじゃないですか。


日本は、もっと強くあっていいんですよ。


その辺りについて、家族と少しだけ話し合いました。

二十四の瞳という映画は、基本的に反戦映画です。映画を観ながら、母は涙を拭いながら、戦争はひどいといった主旨の言葉をつぶやきました。
大阪の空襲や疎開を経験し、父のように慕っていた帝国軍人の叔父を失った母ですが、なればこそ、単純な反戦平和を嫌っています。

俺は概念的には核武装論者ですらあるのですが、戦争を嫌います。しかし、いかなる状況においても戦争だけを回避すればいいといった、絵空事の言葉も嫌います。
その先にあるのは、奴隷の平和でしかないからです。

日本が世界に訴えていかなければならないのは、ラブ&ピースでもなければ、反核でもありません。

パワーバランスは原則として打倒すべきものかもしれませんが、その現実の前において、ラブ&ピースなどという言葉がなんらの力も持ちえないものであることは自明ではないかと思うのですよ。

戦争は現実におこりえる、これは日本の歴史においても忘れちゃならない。日本人が、いくら「嫌だ嫌だ」といったところで、向こうから日本を狙ってるじゃないですか。

また戦争とは武力戦争のみならず、経済戦、情報戦、ありとあらゆるパワーバランスにおいて遂行され、他ならぬ日本は、その渦中に存在します。

少なくとも、この地球上においてラブ&ピースが勝利することなどありえないんです。

俺に反核・反戦の意識があるとしたら、「もし日本が原爆による報復能力をもっていたら、広島・長崎の悲劇は行なわれていたか?」、そして「戦争は負けたほうが悪役にされる」という素朴な疑問だけです。

いや、その前提として反戦意識は勿論あるのですが、ならば奴隷の平和(←実際には平和とは程遠い無秩序だと思いますが)を望むのかと問われれば、断固として拒否します。

だけど、その究極の選択として、内側から日本を悪者にして自己正当化を計る、という選択肢があります。

これは、楽ですよ。

自分の爺ちゃんや婆ちゃんを人身御供に差し出せば、日本を狙ってる連中から頭をナデナデしてもらえるんですからね。

自己矛盾のようですが、俺はここに填まってしまった一般の人たちの多くが「優しい人たち」であることを疑っていません。
あくまでも「一般の日本人」という但し書きがつきますけどね(笑)
というか、ある意味では、共感をもっていると言っていいと思います。

だけど、そこに付け入る、さかしらな連中が日本を狙っているという現実を、どうか頭の片隅に置いていてくださいと、願わずにはいられないんです。

いや、ホントに取り留めがなくなりましたね。


たぶん、三日後ぐらいに記事を読みなおして、自分で恥ずかしくなってしまうんだろうなぁ……て思う、アルコールの入ってる野郎の戯言でした。

もはや戦争はできない。じわじわと侵食せよ。

ついに出てきやがりました。

痛いニュース:かねてから噂されていた小沢一郎の朝鮮人秘書(工作員)が、ついに姿を現す

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関連記事。

極右評論:自治労の危険な正体

これが、スパイ防止法ひとつ持ちえない危機感なき国家の姿です。
総連を叩き、パチンコ業界にメスを入れた安倍さんは叩かれ、癒着べったりな売国民主の闇はスルーする。
あらためて言います。

今は安倍総理に期待するしかない。

マニフェスト

タイトルを見て、また政治ネタか……と思った方、違います。
Mステで見た Superfly の楽曲のタイトルですよ。今回はユルくいきます(笑)
というか、書きたいネタはあるし用意もしてるんですが、記事として纏める時間と精神的なゆとりがありゃんせん。
んで、ダラダラと適当なことでも書こうかと。

いやあ、Superfly はいいですわ。イエモン以来、久々にビビッときたかもしんない。近年、あれだけボーカルに力のあるユニットには出会えてなかったですよ。
楽曲もキャッチーで素晴らしいし、録画したビデオを繰り返し何度も見てしまいました。
ついつい、ボーカルの力量に聞き入ってしまう。先の楽曲「ハロー・ハロー」も大好きだし、ハマりそうな予感がしています。

で、Mステ雑感。
スピッツが結成20周年とは驚きました。もう、完全に『Hey!Say!7』の子たちの父親世代ってことですか…?
なんとなく年を取らない印象があるのかなぁ、すごい違和感があります。

ところで、スキマスイッチのアフロは子門真人にしか見えないんですが…(汗)

台風クラブ

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台風クラブ

1985年/配給 東宝
企画・製作/宮坂進
監督/相米慎二
脚本/加藤祐司
音楽/三枝成彰
出演/三上佑一,工藤夕貴,大西結花,三浦友和,尾美としのり,他

◇第一回東京国際映画祭ヤングシネマ部門大賞受賞
◇横浜映画祭最優秀新人賞受賞(大西結花)



高校受験をひかえる高見理恵(工藤夕貴)らは、とある地方都市に暮らすごく普通の中学生。だが、その内心には欝屈するなにかを抱えていた――。

台風4号が猛威を振るっていますが、影響を受ける地域の方はくれぐれもご用心を。
さて、そんな折りに不謹慎といえば不謹慎なのですが、台風といえば子供の頃にはどうにもワクワクウズウズする感覚を抑え切れずにいたものです。
現在とは違って、台風ともなれば停電も度々――というか、うちは万年貧乏でしたから未払いによる供給停止も度々というわけで、停電なんぞ屁でもありません(笑)
ましてや当時はパソコンもなければケータイもない、要するにデータベースに生活を握られているという感覚がなかったんですね。
だからパソコンのデータが消失するとか、携帯が繋がらないとか、ブログの更新ができない(笑)とか、そんな些末なことにいちいちビクビクする必要がなかったんですよ。

停電とは、家庭内においては単に「灯りがつかない」こととイコールなだけでしたし、せいぜいが冷凍庫の食品が溶けるとか、楽しみにしてたテレビが見れないとかくらい。身に差し迫る危機じゃないわけですよ、何しろ子供でしたし。
それより何より、子供心には蝋燭の灯りで一晩すごすとか、だいたい暴力的な義父なども帰っちゃこないわけですから、何となく開放的なイメージというか、そこへきてガタピシいう窓やドアの向こうは叩きつけるような暴風雨――燃えないほうが無理でしょ(笑)

とか書いてると、まるで昭和初期みたい…とかって若い人は感じるかもしれないけど、70年代の話です。地域差は当然あるでしょうけどね。
日本がそれだけ異常な速度で変化してきただけであって、べつに現代人が進化してるわけでも何でもないですから、たとえば停電が半年も続けば現代人なんてすぐに世代回帰するに決まってる。
というか、社会の紐帯(ちゅうたい)や規範を喪失してる現代人のほうが、原始化するのも早いんじゃないかとすら思います。

ととと、話が逸れちゃいました
映画は、それぞれの欝屈を抱える中学生たちが、教師との行き違いから入り口を施錠されてしまい、校内に取り残されてしまうことから盛り上がりを見せはじめます。
制服のまま上京していた恵理は東京で、クラスメートたちは学校で、激しさを増す台風のなか、それぞれに思春期の欝屈した何かを解放し始めます。

といっても、酒池肉林だと勘違いしないように。
もちろん若いリビドーの発露に触れないわけではありませんが、基本的には自制のきいた描写の映画です。
とはいえ、現代では規制の対象になるような部分が無いわけではありませんがね。何ともはや、チマチマした時代だこと。

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漫画アクション40周年

予想以上に続けてしまった仕事人2007関連の記事でしたが、ひとまず旧ファン層を敵に回した(笑)ところで一旦終了。

真っ白な灰になった私……書くことも思いつかないので、双葉社『週間漫画アクション』が40周年を迎えたらしいから、そんなことでも。

といっても、俺は漫画アクションには殆ど馴染みがありません。近年再刊して暫らくは購読してましたが、長続きせずに飽きてやめちゃいました。だってSFがないんだもん。

せいぜいが、ルパン三世とじゃりん子チエ、子連れ狼の掲載誌だったという認識くらいでしたが、何しろ40周年です。
おめでたいので一応、記念号だけ購入しました。

その記念すべき号の表紙が、これです。

5ce1949f.jpg

まあ、なんちゅうか……ろくでもない(笑)
小倉優子の実物大ポスターなんぞが付録になってますが…実にろくでもない(←これを目当てに買ったわけじゃないぞ!)。

ちなみに、これが創刊号の表紙。

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ろくでもない物はろくでもないなりに、いくらか趣が感じられるような気がする雰囲気がしないでもありません。なにしろ、定価60円ですからね。イラストはルパン三世のモンキー・パンチ先生ですな。
時の錬金術などとも申しますが、同じろくでもない物でも、現代のろくでもない物がどれだけ本当にろくでもないかを彷彿とさせます。

さて、記事は40周年特別企画『漫画アクション ヒストリー』へと移動します。

で、パラパラと捲ってみていきますと…意外や意外、知らず知らずの内に俺がコミックスを手に取っていた作品が沢山あるじゃないですか。

ルパン、じゃりん子はもとより、松本零士『大四畳半物語』、水木しげる『河童シリーズ』、石ノ森章太郎『009ノ1』、星野之宣『2001夜物語』、大友克洋『さよならにっぽん』『気分はもう戦争』『童夢』…どうですか、俺のろくでもなさは(笑)


それにしたって、様々な特集号やら増刊やら別冊やらが発売されてたのは、イケイケ時代だったんだろうから解るんですが…。

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レイプ特集号って増刊は、いかになんでも(苦笑)
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